

ただし、「繰り上げ受給」を選ぶと、早くもらえる分、受取額が1ヶ月につき0.5%の割合で減り、この金額が一生続くことになります。つまり、トータル金額だけを見れば、本来のもらい方(65歳から受給)をした方がお得になります。
しかし、再就職の見込みがなく、収入に不安がある方や、定年後、人生をすぐ楽しみたい方にはお奨めできる方法です。
サラリーマンの場合、「繰り上げ受給」には、「全部繰り上げ」と「一部繰り上げ」の2つの方法があります。ただし、「一部繰り上げ」が認められているのは、昭和24年4月1日生れまでの男性と、昭和29年4月1日生れまでの女性に限られています。
一部繰り上げは、60歳から定額部分と老齢基礎年金の一部をもらう方法。一方、全部繰り上げは定額部分がなくなり、老齢基礎年金を60歳から前倒しでもらう方法です。もし一部繰り上げが可能な対象の人なら、そちらの方が全部繰り上げよりも65歳以降にもらう年金額は多いので、お薦めです。
但し、厚生年金の加入期間の長さによって異なりますので、どちらが得になるかは社会保険事務所で試算してもらってから決めてください。

また、逆に「まだ働くから年金はもう少しあとでもいい」と、もらい始めを遅らせる「繰り下げ受給」という方法もあります。例えば、本来の65歳からの支給を、70歳からもらうようにするというケースです。この場合は1ヶ月につき0.7%ずつ金額が多くなり、長生きすればするほどお得になるシステム。ただし、どうなるかは神のみぞ知ることなので、どの受取パターンがよいのか、よーく考えて選びましょう。

吉川 浩一 (よしかわ こういち)
1956年(昭和31年)生まれ。牡羊座A型。
大学卒業後、大手住宅メーカーで13年営業、その間の累積販売棟数202棟!その後、営業課長、営業所長を歴任、通産で1000棟以上の自宅建築にかかわる。
2002年、Mr,FP Profes
sionalsのメンバーとして独立!L.R.コンサルティング株式会社、設立。年間500件以上の個人向けコンサルティングと全国で100本以上の講演活動を精力的にこなし、「人生の夢や目標を実現する」ためのホームドクターとして活躍中!
現在、L.R.コンサルティング株式会社 代表取締役
http://www.lrc.jp/
2009 SEKISUI CHEMICAL CO., LTD. HOUSING COMPANY